遺言書を準備する人というのは、日本では1割もいません。
これってどうしてなのでしょうか?
私が現場で感じたことは
・遺言書を作成するほど資産がない
・死ぬ時のことを考えることは縁起でもない
・どうしていいのか分からない
・家族は仲良いから必要ない
大体こんな理由が多い印象です。
さて、縁起でもないというのは、「遺書」と「遺言書」が似ている
そういうこともあるのかなと思います。
遺書ってもうすぐ死ぬ前に「先立つ不幸をお許しください」的なイメージがあって
でも遺言書というのは財産の分け方を明確にしておくというもの。
全く違うのに、言葉が似ているから誤解されるているような気がします。
せっかく財産を築いてきたのだから、それを自分で使い切りたい、自分の思うように
使って欲しいと思うのは当然のことだと思うのです。
だって資産を残すって、とてつもなくすごいことだから。
親族に分けたいという人もいるだろうし、自分の研究のためとか何かに寄付したいとか
色々あると思うのです。
遺言書って、年取ってから作るもの、だけでもないのですよ。
例えば不動産を買った若い世代が、未成年の子がいるなら絶対にその段階で作成した方がいい。
だって万が一があれば、未成年の子には特別代理人を選任しなきゃいけなくて
その代理人と遺産分割協議をしなければ「ならない」。
残されたパートナーが子供の養育をするのに、これは結構酷なのよ。
だから各世代、財産の質で、何度も作り直すというか、その時代によって更新すべきなのです。
宗教的なこともあるのかもしれないけれど
日本人は死ぬ時のことを考えるのは、縁起でもない、と思いがち。
でも私からすると、死ぬ時のことを考えることは、そこまでどう生きるかを考えること。
ゴールがあるからこそ、そこまでの時間が尊いのだし、自分の求めることが明確になると思っています。
だからこそを意識すれば、自分の大切な財産をどう分けたいか、どう使って欲しいか
見えてくると思うのです。
だってそれは自分の生きてきたことの全てだから。
家族仲良いから遺言書なくても揉めない、という発想は「無責任」でございます笑
家族が仲良いのは、今貴方が生きているから。
「お金」という魔物は、人を変えてしまう力もあります。
せっかく頑張って築いた財産が原因で、家族が揉めるって最高に辛いことですよね。
1ミリでもその原因を作ってはいけない……
私が言いたいことは「自分の人生に責任を持つ」ということ。
生まれてきてしまった以上、自分の人生に責任を持ちましょうよ。
そう考えると、自分の持っているもの(財産)も、自分で責任を持ちたいもの。
そのためには最低限、遺言書は必要だと思っています。
まして、一昔前より財産が複雑になっています。
例えば証券会社や銀行等もネットで完結したり、仮想通貨とかアンティークコインとか。
IDとパスワードが分からないと、なかなか財産を本人以外は把握できませんよね。
せっかく生まれてきたのですから、自分の人生を生き切りましょう。
そのためにも財産の分け方、しっかり明確にしておきましょうね。
そして1回すればOKではなく、定期的に見直して、更新していきましょうね。
だって苦労して築いた財産だからこそ、大切に自分の思うように繋いでいきたいですね。
グジャグジャ言わず、遺言書を準備するのは、「義務」くらいに受け止めて
ちゃんと備えておきましょうね、自立した人として……

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